「ブログの表示速度が遅い!」という無料レンタルサーバーへの不満。
その原因が無料レンタルサーバーにWordPressをインストールしているからだと素人なりに判断したので、有料のレンタルサーバーを借りる事にしました。
いろいろ調べてConoHa wingに決定したのですが「なぜConoHa wingに決めたのか?」を忘れてしまいそうなのでメモっておきたいと思います。
今までのサイト運営経歴
無料ブログで1日あたりの投稿数制限に限界を感じ、その後に無料レンタルサーバーを借りてきたのですが、表示が遅かったり、広告が勝手に挿入されたり、投稿したはずの記事が投稿されなかったりと散々な目にあっていました
最初は無料ブログを借りた
最初は無料で気軽に始めることができるという事で無料のブログを借りていました。
いろいろと調べることもせず「タダなら試しにやってみよう!」という勢いで開始する事になります。
けれども、無料ブログを借りる時には1日に投稿できる記事数に制限があるなんて知らなかったんですよね。
その後、記事を投稿したい時に投稿することができないので他の方法を探すようになっていきました。
無料レンタルサーバーを借りた
次に無料レンタルサーバーを借りてWordPressをインストールしました。
この時点で1日に投稿できる記事数の制限はなくなりました。
無料レンタルサーバーでの不満
「表示速度が遅いな・・・」
特に最初にアクセスした時の表示が遅いのです。
一度、読み込んでしまえば気にするほどではないのですが、気にしだすと表示速度に不満を感じるようになってしまいました。
この時に初めてレンタルサーバーの不安定さに悩まされる様になります。
記事が保存できない
表示速度に不満を感じならも無料レンタルサーバーを使い続けていました。
しかし、ある時から、
「記事を投稿した時に画面が真っ白になり、記事が投稿できていない!」
というトラブルに見舞われるようになってしまいました。
時間を掛けて書いた記事がまったく保存されていなかったのです。
表示速度だけではなく、記事が保存されないという不満点が増えてしまいました。
広告が表示される
次に借りたレンタルサーバーはスマホでブログにアクセスすると広告が表示されるタイプのレンタルサーバーでした。
ですが、その広告が追随型の広告なのです。
無料レンタルサーバーなのでしょうがないとは思うのですが、誤クリックすることが多くなってしまうんですよね。
サイトがなくなった!
ある日、自分のブログにアクセスしたところ、
「ブログが無くなっている!」
という大トラブルに見舞われてしまいました。
ブラウザの画面が真っ白のままなので嫌な予感がしていたのですが、レンタルサーバーの管理画面にログインしてみたところ、ブログ自体が無くなっているという最悪の事態になっていたのです。
データベースにSQLiteを利用していたことが原因みたいでした。
無料サーバーから有料サーバーへの移行を考える
ブログが消滅してしまったのは流石に辛かったです。
これ以上、無料レンタルサーバーでブログを運営するのは無理だなと感じて有料レンタルサーバーを借りることにしました。
しかし、有料レンタルサーバーに関しての知識がまったくないという事に気づきました。
悩みを整理してみる
有料レンタルサーバー借りるにあたり、悩んでいることをピックアップしてみました。
とりあえず”お金・速度・安定性”の3つが不満な点でした。
お金がかかる
ブログを始めたのは無料で気軽にブログを始めることできるからでした。
しかし、無料だからこそトラブルが発生したという見方もできます。
なので、ある程度の出費は覚悟しなければなりません。
速度に不安がある
とにかく最初にアクセスした時の表示速度が遅いのです。
画面が真っ白の状態がしばらく続いてしまいます。
これは最優先の解決事項として何とかしなければなりません。
安定性にも不安がある
時間を掛けて記事を投稿したのに記事が保存されていないというのは、かなりのショックです。
「何の為にブログをやっているのか?」という虚無感に襲われてしまいます。
レンタルサーバーを調べる(ピックアップする)
”お金・表示速度・安定性”の3つを最優先事項として、どのレンタルサーバーが自分にとって良いのか?を調べ始めました。
エックスサーバー
エックスサーバーでは下記のことに注目しました。
- ドメイン永久無料 (取得費用と更新費用が0円)
- オールNVMe (RAID10)
- 高速・安定化機能「Xアクセラレータ」Ver.2
- 月額900円(税別)~
- 初期費用3,000円(12ヶ月以上なら0円?)
- nginx- モリサワWebフォント
至れり尽くせりで魅力的なサービスが提供されています。
特にオールNVMeとXアクセラレータは高速化に有利な機能なのでWordPressなどのCMSを高速表示させたい場合に有利になる機能なのでしょうね。
wpx speed
wpx speedでは下記のことに注目しました。
- 「エックスサーバー」で培った豊富なWordPress運用実績に基づいて、WordPress専用にチューニング
- NVMeの採用
- WordPressサイトをキャッシュなしで10倍以上(※)高速化する専用の高速・安定化機能の対応
- アカウントごとにCPUやメモリなどのサーバーリソースを確保して安定稼働
- 月額上限1,200円(税別)~
- モリサワWebフォント- ドメイン永久無料は無し
wpx speedも至れり尽くせりで魅力的なサービスが提供されています。
金銭面で考えると月額料金が高めでドメイン永久無料が無いのがデメリットですが、WordPress専用のチューニングが施されているのでWordPressを高速表示させるのが最優先の目標であれば強力な選択肢の1つになると思います。
すでに独自ドメインを持っていて、WordPressだけを利用したい場合には非常に魅力的なレンタルサーバーだと思います。
colorfulbox
colorfulboxでは下記のことに注目しました。
- 月額480円~(36ヶ月の契約で)
- LiteSpeed
- HTTP/3- CloudLinux
- ドメインの永久無料は無し?
- cpanel
colorfulboxはクラウドのようにプランを変更するとvCPUやメモリを増強することができるのが魅力的です。
HTTP/2は無料で利用できますが、HTTP/3はレンタルサーバー側が料金を支払わないとサーバーにインストールすることができません。
そのHTTP/3が月額480円で利用できるレンタルサーバーは今のところcolorfulboxだけです。
新しい技術を真っ先に取り入れていく姿勢は高評価できるポイントだと思いますよ。
mixhost
mixhostでは下記のことに注目しました。
- 月額880円~(36ヶ月の契約で)
- ドメインの永久無料(サーバーとセットで申込する必要あり)
- LiteSpeed(日本で唯一のLiteSpeed公式パートナー)
- LiteSpeed Cacheを標準で搭載
- CloudLinux
- HTTP/3
- cpanel
LiteSpeedを採用しているのでWordPressにLiteSpeed cacheプラグインをインストールすると高速表示が可能になります。
(CloudFlareのキャッシュ機能と組み合わせるとさらに高速表示が可能)
mixhostはcolorfulboxと機能面では、ほとんど一緒、というより違いを見つけるのが難しいです。
どちらを利用しても快適に利用できると思いますので、利用料金や運営するサイトによって使い分けるのが良いと思います。
ConoHa wing
ConoHa wingでは下記のことに注目しました。
- ドメインの永久無料(WINGパックで申し込み時)
- リザーブドプランへの移行ができる
- リソース保証
- Apache + nginx
- CloudLinux
ConoHa wingでは「通常プラン」と「リザーブドプラン」という2つのプラン提供されています。
通常プランはエックスサーバーでリザーブドプランはwpx speedという感じでしょうか?
最初は通常プランに申し込んでみて、サイトのスピードや安定性に問題があれば、リザーブドプランに変更すればよいのでは?という考えが頭の中に浮かんできました。
気軽に乗り換えが可能みたいなので、とりあえず最有力候補としておくことにしました。
ConoHa vps
ConoHa vpsはConoHa wingよりも高速表示が可能との事。
実際にConoHa vpsを利用しているサイトを見てみると高速で表示されます。
kusanagi、すごい!
だたしVPSなのでサーバー管理の知識が必要になります。
ネットには沢山の情報がアップされているので調べればConoHa vpsでも良いのかもしれませんが、手間暇はなるべく減らしたいので今回は見送りました。
ただしConoHa wingよりも高速表示が可能という点は非常に魅力的です。
VPSは1サイト1サーバーが基本らしい
VPSは1サイトにすべてのリソースをつぎ込む事により高速表示が可能になるとの事。
複数のサイトを作成できないわけではないのですが、表示速度が低下するという話もあるので、気軽にお試し気分で利用するというのは気が引けます。
VPSで利用するドメインは別料金
レンタルサーバーとドメインの契約を一緒にすると1個のドメインを永年無料で使い続けることができるレンタルサーバーが増えてきました。
ドメインは取得費だけでなく更新料も考慮するのが賢い時代になってきているみたいですので、とりあえずConoHa vpsは選択肢から外すことにしました。
ただしVPSの高速表示は非常に魅力的なので、新規サイトを立ち上げる際には選択肢の1つとして考えてみたいと思います。
1か月あたり千円は必要だと理解する(覚悟を決める)
レンタルサーバーは数が非常に多いので、ある程度の最低条件を決めておかないと「レンタルサーバー選びに体力を奪われ、精神的に参ってしまう!」という状況に陥ってしまいます。
陥りました!
基本に立ち戻り、”お金・表示速度・安定性”を最優先事項とし、レンタルサーバー選びを再開しました。
お金以外で魅力的なポイントがあるかな?を探す。
レンタルサーバー選びを再開したのは良いのですが、決め手になるものが見つかりません。
上記に挙げたレンタルサーバーはサーバーの中でも上位レベルのサーバーばかりなので、どれも魅力的に見えてしまうのです。
ConoHa vpsは楽天ペイで支払える
今回は見送ったConoHa vpsの支払いに楽天ペイが使えるという記事をネット上で発見。
その記事を読んだ後に「ConoHa wingも楽天ペイで払えるのでは?」という疑問が沸いてきました。
どうやらConoHaカードというものを購入して支払いに利用すれば良いとの事。
早速、ConoHaカード販売ページにアクセスしてみました。
ConoHaカードはconoha vpsで利用可能なクーポンという表現が気になる。
楽天ペイで支払える「ConoHaデビュー割」は、ConoHaのVPSをはじめて利用する人が、おトクにConoHaのVPSを使い始めることができるサービスとの事。
ConoHaはwing/vps/winows serverの3つのサービスを提供しています。
楽天の期間限定ポイントを何とか消費したいという気持ちばかりが先走ってしまい、ConoHaカードを購入すれば全サービスの支払いに楽天ペイが利用できると気持ちで情報を見ている状態になっていました。
しかし、本当に楽天ペイで支払いができるのか?という疑問を最後まで解決することはできませんでした。
楽天ペイで購入できるのはConoHaデビュー割だけ
悩んでいても仕方ないので、ConoHaカードの購入にチャレンジしてみることにしました。
とりあえず1,000円のカードを購入しようと支払い方法を確認したところ、楽天ペイがありません!
いろいろな種類のConoHaカードをチェックしてみたところ「楽天ペイで購入できるのはConoHaデビュー割だけ」ということが判明しました。
つまり、楽天ペイで支払えるのは「初めてConoHa vpsを利用したい人であり、1年間か2年間の契約をする人だけ」ということになります。
全てのConoHaカードが楽天ペイでも購入できるようになることを期待します!
「VPS割引きっぷ」を利用すると安い
WINGパックの様に長期利用でサーバー料金がおトクになる「VPS割引きっぷ」の提供が開始されました。
ConoHa vpsとConoHa windows serverの支払いに利用することができます。
VPSの料金が安いので別料金で新規ドメインを取得しても良いのでは?という気持ちになってしまいます。
ConoHa wingとどちらにするべきなのか?非常に悩ましいところですね。
新規サイトを作る時にはConoHa vpsで開設したい気持ちが強くなっています。
ConoHa wing に申し込むと決め始める
ConoHaカードの事を色々と調べていく内に「ConoHaではいろいろな選択肢が用意されているな~」と感じるようになりました。
この時点で90%くらいConoHa wing に申し込みをしようという気持ちになっていました。
表示速度は遅いのか?速いのか?とまた悩む
ConoHa wingに決めようとするも「決め手になるもの」がないので踏ん切りが付きません。
再び優柔不断な状態に戻っていきます。
いろんなサイトに行って表示速度をチェックしまくる
お金については覚悟が決まっていたので「お金以外の事をチェックしてみようという」感情が沸いてきました。
そこで「レンタルサーバーの表示速度」を確認してみる事にします。
同じレンタルサーバーでも表示速度が違うサイトが沢山出てくる
「〇〇のレンタルサーバーを借りたよ~」という記事を頼りに片っ端から体感レベルでの表示速度をチェックしていきました。
そこで気になったのが「同じレンタルサーバーでも表示速度が違う!」ということでした。
同じレンタルサーバーなのに表示速度が違うので、さらに悩みが増えてしまうという結果に・・・。
表示速度が違う原因は何?
表示速度が違う原因を推測してみる(素人なりに)
素人なりに同じレンタルサーバーでも表示速度が違う理由を考えてみます。
表示速度を確認した各サイトはWordPressで運用されていると感じました。
そこでWordPressで運用されているという前提条件で色々なサイトの表示速度をチェックしてみました。
あくまで条件は同じという考え方です。
(素人の考えですけどね~)
ウィジェットをほとんど利用していないと速い?
表示速度が速いブログと遅いブログの違いを推測してみると表示速度が遅いブログはウィジェットが多めで、速いブログはウィジェットが無かったり少なかったという印象を持ちました。
ウィジェットは外部サーバーから画像データなどを持ってくるケースが多いので外部サーバーが重いと表示速度が遅くなる原因になります。
ウィジェットは魅力的ですが表示速度を遅くする原因の1つになりますので、使いすぎには注意したいですね。
有料テーマを利用しているのかも?
WordPressのテーマには表示速度を高速化する仕組みを取り入れているテーマもあります。
カスタマイズされているテーマだと見た目で判断することは難しいのですが、見た目で判断できる限りにおいては有料テーマで表示速度の速さを売りにしているテーマが利用されているケースを確認することができました。
流石、有料テーマですね!
高速表示の為に有料テーマを購入するのも1つの方法ですね。
レンタルーサーバが違うと高速表示できるテーマも違う?
また、同じWordPressのテーマを利用しているブログでレンタルサーバーが異なる場合も表示速度の違うのを体感しました。
同じテーマを利用していてもレンタルサーバーが違うと表示速度が違うというのは新しい発見でした。
さらに悩みがふえましたけどね。
どのレンタルサーバーでどのテーマが高速で表示されるのか?を調べられる知識が欲しいです。(汗)
キャッシュの種類の違いを考える
サイトの表示を高速化させる1つの手段としてキャッシュを利用する方法があります。
データをキャッシュに貯めておき、訪問者にはキャッシュのデータを提供することにより、サーバーの負担を減らして高速表示させる方法です。
CloudflareやCDN(コンテンツデリバリネットワーク)など無料のものから有料のものまで本当に多種多様。
選ぶのに一苦労ですが、相性が良ければ抜群の高速表示でサイトを高速化させることができます。
しかし、キャッシュはトラブルの元になることも多く、サーバーごとにチューニングが必要になったり、相性の良さが必要になることが多いんですよね。
なので高速表示されているサイトはキャッシュを使っているという見方で確認してみました。
ま~、体感でのチェックのみですけどね。
表示速度の改善対策はサーバーによって変えるのが吉だと思うようになる
悩んでいても前に進まないという気持ちが強くなり、試してみるのが1番速いと思うようになりました。
自分の運営するサイトがレンタルサーバーに合わないことも十分にあり得ます。
なので、表示速度の改善方法はサーバーによって変える方が良いのかも?と考える様になりました。
トライ&エラーですね。
サーバーマイグレーション機能で別サーバーに移動できるのはGOOD
レンタルサーバーは1つのスペースを複数のユーザーで共有しています。
その為、とあるユーザーのサイトがレンタルサーバーへの負担を上げてしまうと、他のユーザーのサイトも重くなるという負の連鎖が発生してしまう事に。
利用者からすれば負担があるサーバーに自分のサイトを置いておきたくはありませんよね。
「サイトが重くなったから別サーバーに移行したいな」と思った時に簡単に他のサーバーに移行できれば良いのですが、現実は甘くありません。
新たに別サーバーの新規契約をするなどしないとサーバーの移行をすることができないレンタルサーバーが大半です。
しかし、ConoHa wingではサーバーマイグレーション機能が提供されており、負担の大きいサーバーから別サーバーに移動できるという機能が提供されています。
再契約することなく負担の少ないサーバーへ移行できるのは大きなメリットですよね。
後発組なので他のレンタルサーバーよりもサービスが良いかも?と勝手に思い込む
いろいろと勝手な妄想をしていても新規サイトを開設するこはできません。
自分を納得させる為にConoHa wingは後発組のレンタルサーバーなので他のレンタルサーバーよりもサービスが良いかも?と勝手に思い込むことにしました。
とりあえず試してみないことにはわからないと覚悟を決める
調べることにも疲れてきたので、トライ&エラーでサイト作りをしていこうと覚悟を決めました。
ConoHa wingを3ヶ月だけお試し利用してみることにする
レンタルサーバーをConoHa wingに決めたものの、実際に運用してみないと自分のサイトに合っているのかどうか分かりません。
とりあえず「お試しで利用してみよう」という気持ちになり3ヶ月分の申し込みをすることに決めました。
WINGパックを申し込む場合の最低利用期間は3か月
WINGパックは3ヶ月から利用することができます。
利用し続けたい場合には更新日前に支払い方法を変更すれば良いとの事です。
まどめ:ConoHa wingに決めるまで
色々と調べてみて一番驚いたことは有料レンタルサーバーの数が非常に多いという事でした。
利用者側の立場からすると競争原理が働いてサービス内容が良くなったり、料金が安くなったりとかなり良い環境になっているみたいです。
料金だけで選ばなくても良いので悩みは増えてしまうかもしれませんが、選んでいる時が一番楽しいという考え方もあります。
運営するサイトがどの様な内容でサーバーの負担がどのくらい必要なのかを理解している人は、サイトの内容に応じてレンタルサーバーを使い分けているのでしょうね。
最初は料金が安いレンタルサーバーからチェックしていたのですが、サイト運営をするには独自ドメインが必須という事に気づいてドメインを永年無料で利用できるレンタルサーバーを選ぶという方向に気持ちが変わっていきました。
今後のサイト運営は思考錯誤していくことになるのでしょうが、現状はConoHa wingに満足しています。
以上、「ConoHa wingに決めるまで」でした。
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